幼い頃に脳腫瘍「退形成性上衣腫」と診断され、治療を重ねてきた倉本知眞さん（21歳）。治療の影響で左耳の聴力を失うなど、数々の合併症と闘ってきました。そうした中、いつも倉本さんのそばにあったのがピアノです。元ピアノ講師のお母さんとともに練習を続けてきました。知的障がいもある倉本さんにとって、決して平坦な道ではありませんでしたが、2022年には音楽大学に合格。「音楽の力で感動を与え、だれかの役に立ちた ...

医療法人賢友会理事長の細谷拓真氏は、先代から2つの家業を承継している。一つは、同法人が運営する細谷内科医院（秋田県横手市）。もう一つはJR横手駅の東西に土地を所有し、ホテルなどを経営する不動産事業だ。 　「この街でこどもを育てたいと言われる街を目指して」を理念に掲げ、自ら設立した地域活性化NPO 「Yokotter」 の理事長も務めるほか、横手市・秋田県の両医師会の理事など10以上の肩書を持つ ...

医局や医療機関などの組織はどこまで医師の個人的背景に配慮すべきなのでしょうか――医師の意識の変化についての調査結果をお伝えしている本企画。前回は、「上級医の指示・指導に従うべきか」について調査した結果をお伝えしました。今回は、「医局や病院は医師の個人的背景に配慮すべきか否か」についてレポート。医師兼医療ライターの滝沢 篤志がご紹介します。

訪問診療を始めるにあって、まず必要となってくるものは「車」「人員」の確保ではないでしょうか。今回は、訪問診療車について鈴木院長と奥様が話し合いをしています――普通の勤務医だった鈴木先生が立派な院長を目指す物語。一筋縄ではいかない開業医の毎日、元同僚・山田先生のサイドストーリーにもご注目を。どうぞご笑覧ください。※このマンガはフィクションであり、実在の人物・団体とは一切関係ありません ...

今回の活動で、特に力を入れたのは、避難民の方々と直接話し、事実や現状を聞くことです。彼らが口を揃えて言ったのは、「一番の問題は医療」だという点です。コスタリカに住むコスタリカ人は公的保険の範囲内であれば無料で医療を受けられます。しかし、ニカラグア避難民にとっては、全く別の世界です。もともとコスタリカ生まれではない彼らにとって、コスタリカの公的保険の適用となるためには大きなハードルがあります。インタ ...

厚生労働省の「独立行政法人評価に関する有識者会議 国立病院WG」（主査：土岐祐一郎・大阪大学消化器外科教授）は7月31日、2024年度の業務実績について国立病院機構（NHO、新木一弘理事長）から報告を受け、財務状況や診療の取り組みなどについて議論した。全国で140病院を運営する同機構は経常収支の赤字幅が2023年度の190億円から375億円（117病院が赤字）に拡大したことなどを報告した（資料は厚 ...

クリニック開業着手からわずか3ヵ月、初期費用たった500万円で東京都心・日本橋に開業を果たした内科医のれくにゃん先生。後編もれくにゃん先生のSNS投稿をご紹介しながら、なぜ日本橋を選んだのか？商圏分析の方法や、「週4日開業・患者は1日3人で赤字にならない」と語るワケに迫ります。

70歳、百田医師の引退＆県からの要請で、週1回の離島勤務をローテで回すことになった村田医局。まずは松田先生が3年ぶりに離島上陸です！――限界医局で奮闘する村田教授と、個性豊かな医局員たちの毎日を描く連載「村田教授と愉快な医局員たち」。どうぞお楽しみください。

朝8時から大声出して収録してます――身近な先輩・上級医には聞きにくい質問に、医者芸人 井たくま先生がユーモアたっぷりに答えます。どうぞお楽しみください。

日本ではまだあまり知られていない「患者エクスペリエンス」（Patient Experience）。医療機関を受診した患者の視点から、医療の質や対応について評価する仕組みで、アメリカでは広く浸透しています。病院や医師の報酬にも反映されるため、多くの医師がコミュニケーション・スキルの向上に力を入れていると言います。今回は、アメリカの病院で医師のコミュニケーション・トレーニングとウェルビーイングを支援す ...

厚生労働省医務技監を務める迫井正深氏は、長崎市で開催された第75回日本病院学会で7月24日、「新たな地域医療構想とこれからの病院医療―時代の転換点に見る新たなパラダイムとその意義」をテーマに特別講演をした。「なぜ新たな地域医療構想が必要か？」と問いかけ、2040年頃を見据え、医療の受給バランスが大きく変化するという「未来予想図」を見据えて医療提供体制を再構築する必要性を強調した。新たな地域医療構想 ...

医学部を目指す生徒は日本全国にいます。が、関西は特に医学部受験熱が高いと感じられます。大阪を中心に国公立大も私立大もひしめき合い、自身の学習レベルに合わせて「どこに行くべきか」悩む生徒が多いとも聞きます。そこで、「間違えない医学部選び」とその受験術を、関西の河合塾の講師・慎一之先生に伺いました。